日本写真学院 - JAPAN CENTER OF PHOTOGRAPHY

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紙とプリントバナー

 

目指せフォトコン!

「チャレンジする人を全力で応援します」とはじまったこのイベント。
2012年11月30日(金)の神戸を皮切りに、年が明けた2013年は、ここ日本写真学院で開催されました。

会場に入ってまず目にとまるのは、展示された作品の多さ。集まった写真は全部で300点!
その一点一点は、ピクトリコ製インクジェット用紙の中から、写真のプロがその作品に合った紙を選んでプリントされており、天井から床まで埋め尽くしたその一角は圧巻の空気に包まれていました。

 

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写真家と体験する「デジタルネガ制作と銀塩プリント講座」

日本写真学院の講師でもある写真家の大和田良氏が、この学院で月に1回担当しているデジタルネガ制作と銀塩プリント講座。ピクトリコの「デジタルネガフィルムTPS100」を使って、デジタルネガプリントから暗室での銀塩プリントまでを学びます。デジタルと銀塩を一つの工程でやるなんて、馴染みがない方にとっては不思議に感じるかもしれませんが、デジタルネガフィルムを使うとできてしまうんです。

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ディレクターが選ぶ「写真をセレクトするためのワークショップ」

「紙とプリント展」のディレクターを務めたフォトグラファーの木下アツオ氏によるレクチャーは、「アットホームな雰囲気で」を合言葉(?)に、和やかな雰囲気ではじまりました。
「“表現”とは一方通行な言葉になってしまいがち。表現=コミュニケーションと考えた方がいい。自分が伝えたいことが伝わるか、自分の写真を見てなんといってほしいのか、キレイと言ってほしければキレイに撮る・キレイなものをセレクトする。時間軸を伝えたければ、時間の経過がわかるようなものを撮る・セレクトするのです。」と木下氏。

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日頃撮っている写真を並べてお互いの写真を見合う参加者。

 

 

ディレクターが選ぶ「紙とプリントを知るためのワークショプ」

「プリント用紙は高ければ良いというわけではなく、自分の作品に合っている用紙を選ぶことが大事です。」と語る木下氏が手にしているのは、様々なインクジェット用紙でプリントされた一つの写真。用紙選びを誤ると、せっかく見せたいところを見てもらえないことがあるといいますが、このサンプルで手に取るようにわかりました。

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300点の作品を見ながらの説明に、参加者も真剣に聴き入ります。

 

 

 

トークショー「フォトコン必勝法」

木下アツオ氏と、日本写真学院の講師でもある写真家の岡嶋和幸氏によるトークショー「フォトコン必勝法」は、これまでいくつものフォトコンテスト審査員を務めてきた岡嶋氏ならではの体験話や、応募する際のポイントなどこれから応募しようと考えている方にも、今後トライしてみたいと考えている方にも参考になる情報が満載の一時間半でした。
「コンテストは宝くじと同じで、応募しなければ通らない。まずは応募しましょう!」と、当たり前のようでいて、結構そこで躊躇している方にはドキッとするような言葉も。
ポイントは、セレクトも応募も気張らないこと。ときには過去の作品を見なおすことも大切なんだとか。これまで足踏みしていた方には、ふと力が抜ける良い時間になったのではないでしょうか。

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プリンターが伝授する「ファインプリントテクニック講座」

プリンターの松平光弘先生から受ける講義は、“プリントする上で大切なこと”。
写真はプリントで変わるということを、参加者が持参した撮影データを使って体感していただきました。
Photoshopを使って明るさ・コントラスト・色調を調整していきながら、自分が見たもの・伝えたいものに近づけていきます。自分の思いが引き立たされたプリントを手にした参加者の顔には自然と笑顔がこぼれていました。「プリントすることを楽しんでもらいたい、良い作品を見て良いプリントをつくってもらいたい」と松平氏は言い、ここ日本写真学院でもファインプリントのクラスを担当しながら、多くの生徒さんにそのことを伝えています。

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写真家が教える「フォトアレンジメント講座」

写真集という形に自分の作品をまとめる作業を通じて、自らの写真を客観的に見たり、自分の個性や表現したいことに対しての理解を深めていくことを得意としている写真家の内藤さゆり氏。今回担当したフォトアレンジメント講座では、一方からだけではなく多方面から作品を捉えることで、さまざまな組み合わせをアドバイスしていきます。
陰から陽へ、季節や時間の流れ、躍動感など全体としてどのようにまとめていくかを決めた後は、それに合わせて写真をセレクトしていきます。すると、これまであまり気に入ってなかった写真があるところでは大切な役割をしていたり、また違ったまとめかたにすると、さっきまで主役だった写真が必要なくなったり。
たくさんの写真をうまくアレンジすることで、何通りもの表現が可能になることに驚きながら、皆さん納得した様子の講座でした。

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トークショー「プリント用紙を詳しく知ろう!」

株式会社ピクトリコの大西繁氏、ピクトリコプリント工房の栃原廣之氏、そしてプリンティングディレクターの松平光弘氏の三人によるトークショーでは、この三人だからこそ聴けるプリント用紙についての熱いトークになりました。

元は三菱製紙が「月光V」として発売していたモノクロ印画紙の名前をいただき、デジタルでもモノクロを楽しめるプリント用紙として発売しているGEKKOシリーズ。インクジェットプリントにおいては、色でごまかさず白~黒のグラデーションだけで表現するモノクロの方が難しく、GEKKOシリーズはその難しい表現を可能にしています。

その他にも多くの種類があるピクトリコのプリント用紙。

紙にはグレードがある。

紙は何層にも重ねて作っている。

インクも大事。相性によってインクも使い分ける。

そんなプリント用紙を選ぶポイントは、なんといっても写真との相性。高額だから良い、安価だから悪いということではなく、写真で見せたいところが見せたいとおりに伝わる用紙はどれなのかを探します。これまで使ったことのない用紙を使ってみることも大切。自分で何種類もの用紙を用意することが難しければ、今回のような機会を利用して相性のよい用紙を探してみましょう!きっと作品が喜ぶはず。

 

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神戸と東京の二カ所で開催されたこのイベントでは、プリントすることの大切さとフォトコンテストへ応募することへの楽しみ方を伝えてきました。

「一歩踏み出さないと、何も始まらない!」
皆さんでフォトコンテストに応募して、その一歩を踏み出しましょう!
そこに行くまでに何かに迷ったときは、日本写真学院でバラエティに富んだ講師陣がいつでもお待ちしています。

(ピクトリコ フォトコンテスト 2012のPVは こちら からご覧いただけます。)

 

2013年1月末日